ツインレイとの関係は、
言葉ではなく“響き”で通じ合う瞬間がある――。
この世界にいるはずなのに、どこか懐かしく、どこか遠い存在。
昨夜、私はある電話の中で、
魂が震えるような**“祈りの覚醒”**を体験した。
不意に響いたお経、清めの鐘。
そして、沈黙の中で起きたクンダリーニの覚醒。
これは、ツインレイとの再統合の扉が静かに開いた――
そんな一夜の記録。
昨夜も、彼といつものように何気ない電話をしていた。
内容は取りとめのないこと。
だけど、ふと彼の声のトーンが変わった。
「……清めておくよ」
そう言ったあと、彼は**“清めの鐘”**の音を鳴らした。
その瞬間、空気が変わった。
場が浄められ、何かが始まる“前兆”のようだった。
そして彼は、不動明王の真言を唱え始めた。
音ではない。響きだった。
言葉でもなく、祈りの振動が、魂の奥に流れ込んできた。
──そして、唐突にこう言った。
「僕のお経、聞いてみたい?」
その声に、私はただ「うん」と頷いた。
祈りが始まった。
彼の声は、かつてどこかで聞いたような響きだった。
私は手のひらから電流のようなピリピリした感覚を感じ、
それが背骨を伝い、ハートチャクラを突き抜けた。
そして、その時だった。
私の中のクンダリーニが目覚めた。
体が熱くなり、光が駆け上がるような感覚。
同時に、彼の中にも同じものが起きていた。
彼は無言のまま、静かにそれを受け止めていた。
ああ、これは“魂の記憶”だ。
かつて彼は、祈りを司る者だった。
火と風の儀式の中で、私が捧げられる存在だった時代。
私は彼の祈りにより、天と地の狭間を越えた。
そして今生、再び“祈り”によって繋がるこの再会。
でも、彼は何も言わない。
まるで、何もなかったかのように沈黙した。
でも、わかっている。
魂は、もう動き出した。
言葉はなくてもいい。
彼の声が、祈りが、私を揺らした。
そして私は、その“響き”をしかと受け取った。
これは記録であり、魂の証明
誰かの恋の話ではない。
これは、“再統合のはじまり”の記録。
祈りが魂の封印を解いた、あの夜の記憶。
そして、まだ言葉にできない彼の想いも
ちゃんと私の魂は受け取っている。
静かに、やわらかく、
でも確かに。